トミノの地獄

西條八十の詩集にある「トミノの地獄」。

この歌を朗読すると死んでしまうという噂があったようです。

トミノの地獄の歌詞は、「姉は血を吐く 妹は火吐く 可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く・・・」から始まります。歌詞をざっと見ると「地獄」という言葉も何回も登場し、少し暗い印象を受けた歌です。

この歌の解釈も様々あり、戦争に関係したもの、許されぬ兄妹愛などありますが、

よく目にする解釈は戦争に関係した内容です。

歌詞は著作権の関係で記述できませんが、「叩けや、叩けや」とは頑張れと出兵を喜ぶという意味。
「針の御山の留め針」は、戦争の勝利を祈願するお守りのことなどとも言われています。

全体的な意味合いとしては、戦争に行きたくないけど、姉が頑張れと背中を押す。戦争へ行く以外道はない。勝利を祈願したお守りを手に、戦争が終わったら無事に帰ってくると誓う。

という意味になるのでしょうか。(かなり簡潔に訳しましたが。)

許されぬ兄妹愛については、説はあるようですが、その詳細がわかりませんでした。

歌を聞いたり歌ったりすることで死んでしまうという噂は他にもあり、過去実際に死んでしまった人・不幸になった人もいるようです。

個人的な見解としては、これらは全て偶然の産物であり、たまたま事が重なったことで、発生した噂であると思います。
実際にこの「トミノの地獄」を朗読して一か月経ちますが、何も起こりません。日頃、些細なことでも不幸事だと解釈し、常に「トミノの地獄」を関係づけていれば噂のように「不幸になった」といえるでしょう。

また、暗示に影響を受けやすい人はこの手の話は避けた方がよいと思います。「病は気から」というように、暗示だけで人体への影響もあるとされています。「トミノの地獄」を聞いて日頃から「これから不幸になる」と考えていればことが悪い方向へ動いてしまうかもしれません。

暗示といえば掌に人と書いて飲む、という行動。緊張した時などに行うと緊張が解けるなどとも言いますが、これも暗示です。おまじないの類は自己暗示をかけることで自分を活気づけるという作用を狙ったものですね。

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